ビルクリーニング業界で活躍する特定技能外国人の皆さん、こんにちは!
ビルクリーニングの仕事には、毎日行う「日常清掃」のほかに、定期的(月に1回、数ヶ月に1回など)に行う「定期清掃」があります。定期清掃は、日常清掃では落としきれない頑固な汚れを取り除き、建物の美観と寿命を保つためのとても重要な業務です。
この記事では、特定技能の試験や実際の現場でもよく登場する「建物外面」「窓ガラス」「自動ドア」の定期清掃について、使用する器具や具体的な清掃方法を分かりやすく解説します。
安全に、そしてプロとして美しく仕上げるコツを一緒に学びましょう!
1. 建物外面(外壁など)の定期清掃
建物の外側(外壁やエントランス周り)は、雨風や排気ガス、砂埃などで非常に汚れやすい場所です。
使用する主な器具
-
高圧洗浄機: 高圧の水を噴射して、外壁の溝やタイルの隙間の汚れを吹き飛ばします。
-
デッキブラシ・高所用ブラシ: 手の届く範囲や、こすり落とす必要がある場所に使用します。
-
外壁用洗剤(弱アルカリ性または酸性): 汚れの種類(水垢、排気ガス、カビなど)に合わせて使い分けます。
作業手順と方法
-
養生(ようじょう)と安全確保:
作業エリアに通行人が入らないよう、カラーコーンやコーンバーで規制線を張ります。また、水や洗剤が周囲の植物や通行人に飛ばないよう、ビニールシートなどで養生します。
-
散水(前濡らし):
乾いた外壁にいきなり洗剤を塗るとシミになるため、まずは水で全体を濡らします。
-
洗剤の塗布とこすり洗い:
ブラシやスプレーで洗剤を塗布し、汚れを浮かせます。
-
高圧洗浄(または水洗い):
高圧洗浄機を使って、上から下へと汚れと洗剤を洗い流します。水圧が強すぎると外壁を傷つけることがあるため、適切な距離と角度を保つことが大切です。
2. 窓ガラスの定期清掃
窓ガラスの清掃は、ビルクリーニングの技術が最も試される作業の一つです。拭きスジを残さず、透明に仕上げるのがプロの技です。
使用する主な器具
| 器具名 | 役割・使い方 |
| シャンパー(ウォッシャー) | 保水性の高いカバーがついたT字型の器具。ガラスに洗剤(水)を塗布するのに使います。 |
| スクイジー(ハンドワイパー) | ゴムブレードがついた器具。ガラス表面の水水分を一気に切るために使います。 |
| ガラス用洗剤(または中性洗剤) | 油汚れや手垢を落とすために、水に希釈して使います。 |
| マイクロファイバークロス | スクイジーで落としきれなかった端の水分や、サッシ(枠)を拭くために使います。 |
| ポール(伸縮棒) | 手の届かない高所の窓を地面から安全に掃除するために、シャンパーやスクイジーを接続して使います。 |
作業手順と方法
-
サッシ(窓枠)の除塵:
ガラスを濡らす前に、サッシに溜まったホコリや砂をブラシや掃除機で取り除きます。
-
洗剤の塗布(シャンプー):
水で希釈した洗剤をシャンパーに含ませ、ガラス全体に円を描くようにして汚れを浮かせます。
-
スクイジーによる水切り:
スクイジーをガラスの上部に当て、横方向(または縦方向)にスライドさせて水を切ります。
💡プロのコツ: 一回滑らせるごとに、スクイジーのゴムについた水分をクロスできれいに拭き取りましょう。こうすることで、次のガラス面に水滴やスジが残らなくなります。
-
仕上げ:
ガラスの四隅やサッシに残ったわずかな水分を、乾いたマイクロファイバークロスできれいに拭き上げます。
3. 自動ドアの定期清掃
自動ドアはビルの「顔」であり、多くの人が触れる場所です。また、センサーや可動部があるため、精密機器として安全に配慮しながら清掃する必要があります。
使用する主な器具
-
掃除機(サッシ用ノズル付き): レール(溝)に詰まった小石や砂を吸い取ります。
-
中性洗剤&スプレーボトル: ガラスやフレームの汚れを落とします。
-
マイクロファイバークロス(複数枚): 水拭き用、乾拭き用、レール用など、用途に合わせて使い分けます。
-
ゲートブラシ・ヘラ: レールの隅に固まったゴミをかき出すために使用します。
作業手順と方法
-
電源を切る(最重要!):
清掃中にドアが突然動くと、指を挟まれたり、ドアと衝突したりして非常に危険です。作業を始める前に、必ず自動ドアの電源スイッチを「OFF」にしてください。
-
レールの清掃:
まずはドアを手動で開け、下部のレールに溜まった砂やゴミを掃除機で吸い取ります。隅に固まった泥汚れは、ヘラやブラシでかき出してから、濡らしたクロスで拭き取ります。
-
ガラス・フレームの清掃:
窓ガラス清掃と同様の手順で、ガラス面をきれいにします。ステンレスやアルミ製のフレームは、薄めた中性洗剤で拭いた後、必ず水拭きと乾拭きをして洗剤成分を残さないようにします。
-
センサー類の乾拭き:
ドア上部にある感知センサー(光電センサーなど)は、水気に弱いため濡らしてはいけません。乾いた柔らかいクロスで、表面のホコリを優しく拭き取ります。
-
動作確認:
すべての清掃が終わったら、周囲の安全を確認した上で電源を「ON」に戻し、ドアがスムーズに開閉するか数回テストします。
まとめ:安全第一でプロの仕上がりを目指そう!
ビルクリーニングの定期清掃において、最も重要なのは「安全(あんぜん)」です。
-
足元が濡れて滑りやすくなるため、転倒に注意する。
-
自動ドアの電源は必ず切る。
-
高所作業では無理な姿勢をとらず、適切な道具を使用する。
これらの手順と器具の使い方をしっかり身につければ、作業スピードも仕上がりの美しさも劇的にアップします。特定技能外国人としてのスキルをさらに磨き、お客様に喜ばれるピカピカのビルを目指しましょう!
