ビルクリーニング分野の「特定技能外国人」の皆さんが、安全かつ効率的に業務を行えるよう、エレベーターとエスカレーターの日常清掃について分かりやすく解説します。
これらの設備は、ビルの利用者様が毎日何度も触れる場所です。正しい器具を使い、正しい手順で清掃することで、ビルの美観だけでなく、利用者の安全と健康を守ることができます。基本的な方法をマスターして、日々の業務に役立てましょう!
1. エレベーターの日常清掃
エレベーターは「狭い密閉空間」であり、多くの人がボタンや手すりに触れます。そのため、指紋などの皮脂汚れの除去と除菌・消臭が重要なポイントになります。
① 使用する器具と洗剤
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カラーダスター(マイクロファイバークロス):複数枚(水拭き用、乾拭き用、除菌用などで色分けする)
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中性洗剤(またはガラスクリーナー):ステンレスや鏡の汚れ落とし用
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除菌剤(アルコールなど):ボタンや手すりの消毒用
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掃除機:床面のゴミ吸引用
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ちりとり・ほうき:溝(しきい)のゴミ取り用
② 具体的な清掃手順
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安全確保と準備: エレベーターを一時的に「休止」または「専用運転」モードに切り替え、乗り口に「清掃中」の表示板を設置します。
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天井・壁面の除塵(ホコリ取り): 上から下への原則に従い、まずは天井や照明、壁面のホコリを乾いたダスターで払います。
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ボタン・手すりの拭き掃除と除菌:
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注意: 操作盤(ボタン)に直接スプレーを吹きかけるのは厳禁です。故障の原因になります。必ずダスターに洗剤や除菌剤をスプレーしてから、優しく拭き取ってください。
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手すりは、裏側までしっかり拭き上げます。
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鏡・ステンレスの拭き上げ: 鏡やステンレス製の壁は、指紋が目立ちやすい場所です。水拭きの後、スジが残らないように素早く乾拭き(マイクロファイバークロスが最適)を行います。
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溝(ドアレール・しきい)の掃除: ドアのレール(溝)には、砂やホコリが溜まりやすいです。ここを放置すると故障の原因になるため、細いブラシやほうきでゴミを掃き出し、掃除機で吸い取ります。
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床面の掃除: 掃除機がけを行い、必要に応じて固く絞ったモップやダスターで水拭きをします。
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片付けと確認: 拭き残しやゴミがないか全体を確認し、エレベーターの運転状態を元に戻して「清掃中」の看板を撤去します。
2. エスカレーターの日常清掃
エスカレーターは常に動いている非常に危険な設備です。安全第一で作業を行うためのルールを必ず守りましょう。
① 使用する器具と洗剤
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ベルト専用クリーナー(または水を含ませた専用パッド):手すり(ベルト)の清掃用
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乾いたダスター(クロス):仕上げ用
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ブラシ(または掃除機):ステップ(階段部分)の除塵用
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中性洗剤:ステンレス部分の汚れ落とし用
② 具体的な清掃手順
エスカレーターの日常清掃は、基本的に「エスカレーターを停止させた状態」で行うのが大原則です。動かしたまま作業を行う場合は、必ず専用の安全器具を使用し、定められた手順を厳守してください。
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安全対策(最重要): エスカレーターの乗降口(上下両方)に「清掃中・立入禁止」のバリケードを設置します。
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手すり(移動手すり)の清掃:
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エスカレーターをゆっくり動かしながら(または手動で少しずつ動かしながら)、専用のクリーナーや固く絞ったダスターを手すりにあてて、1周分の汚れを拭き取ります。
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最後に乾拭きをして、滑りやすく清潔な状態にします。
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ステップ(踏面・コーム)の清掃:
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注意: 動いているステップの上に立って作業をしてはいけません。
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停止させた状態で、ステップの溝(デマケーションライン付近など)に詰まったゴミやホコリをブラシで掃き出し、掃除機で吸い取ります。
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欄干(ガラス・ステンレス部分)の拭き掃除: 側面にあるガラスやステンレスのカバーを、中性洗剤を含ませたダスターで拭き、その後乾拭きします。
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最終点検: ステップに異物が挟まっていないか、濡れている場所がないか(滑って転倒する恐れがあるため)を確認します。安全を確認後、バリケードを撤去して運転を再開します。
まとめ(特定技能の皆さんへ)
エレベーターやエスカレーターの日常清掃で一番大切なのは、「自分の安全」と「利用者の安全」です。
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濡れた床による転倒防止(乾拭きの徹底)
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稼働部への巻き込み防止(エスカレーター清掃時の注意)
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電気系統の故障防止(直接スプレーしない)
この3つのポイントを意識して、プロのビルクリーニングスタッフとして丁寧な清掃を心がけましょう!
