【特定技能外国人向け】ビルメンテナンス業界における労働災害の現状と安全対策 – アイセイソウ株式会社

ビルクリーニング(建築物清掃)の現場で働く特定技能外国人のみなさん、毎日のお仕事お疲れ様です。

ビルメンテナンス業界は、オフィスビルや商業施設などの清潔と快適を守る大変重要なお仕事です。しかし、清掃業務や設備管理の現場では、作業中の怪我や事故(労働災害) が発生してしまうことがあります。

日本で安全に、そして安心して長く働き続けるために、これまでのビルメンテナンス業界における「労働災害の発生状況」と「注意すべきポイント」を学びましょう。

1. ビルメンテナンス業界における労働災害の発生状況

厚生労働省の統計データによると、ビルメンテナンス業(建築物清掃業を含む)における労働災害は、毎年多く発生しています。

特に近年は、高齢の作業員や経験年数が浅いスタッフの増加に伴い、年間で数千件規模の休業4日以上の死傷事故が報告されています。また、特定技能をはじめとする外国人労働者の増加に伴い、作業手順の理解不足や言語の壁による事故も懸念されています。

ビルメンテナンス現場は一見すると安全に見えますが、「日常の不注意」や「慣れ」から大きな怪我につながるケースが多いのが特徴です。

2. 主な労働災害の種類と主な原因

ビルクリーニングの現場で特に多く発生している労働災害は、以下の3つです。

① 「転倒」(最も多い事故)

  • 状況: 床のワックスがけ作業中、水や洗剤で濡れた床で滑る。また、清掃機器のコードや作業中の資材に足を引っかけて倒れる。

  • 主な原因: 足元への不注意、滑りやすい靴の着用、作業中の明示(「清掃中・足元注意」の看板)不足。

② 「墜落・転落」(重症化しやすい事故)

  • 状況: 脚立やはしごを使って高い場所の照明や窓、天井付近を清掃している際にバランスを崩して落ちる。

  • 主な原因: 脚立の不適切な使用(最上段に立つ、天板にまたがるなど)、安全帯(フルハーネス)の未着用、不安定な足場での作業。

③ 「動作の反動・無理な動作」(腰痛など)

  • 状況: 重いゴミ袋やポリッシャー(床清掃マシン)、大量の清掃用具を持ち上げた際に腰を痛める。

  • 主な原因: 無理な姿勢での作業、不適切な持ち上げ方、一人で過度な重量物を運ぶこと。

3. 安全に働くための3つの必須ルール

特定技能として働くみなさんが、事故なく安全に業務を行うための基本ルールです。

  1. 作業前・作業中のルール(KYM:危険予知活動)を徹底する

    • 作業を始める前に「どこに危険があるか」をチームで確認しましょう。

    • 濡れた床には必ず「清掃中・スリップ注意」の看板(立て札)を設置します。

  2. 適切な保護具と作業靴を正しく着用する

    • 滑りにくい構造の「作業用安全靴」を正しく履きます。

    • 洗剤や薬品を扱う際は保護メガネやゴム手袋を着用し、高所作業では脚立の正しい使い方を守ります。

  3. 分からないこと・危険だと感じたことはすぐに質問する

    • 作業手順や機械の操作方法で不安があるときは、勝手に判断せず、必ず日本人スタッフや現場責任者(リーダー)に確認してください。

まとめ

ビルクリーニングのお仕事は、正しい知識と安全意識を持っていれば、怪我を防ぐことができます。

日本のビルメンテナンス現場では「安全第一(Safety First)」が最も大切にされています。今回紹介した発生状況や事故の例を参考に、毎日の作業前には必ず安全確認を行い、怪我のないよう元気に働きましょう!