ビルクリーニング特定技能外国人と学ぶ!無人環境の火災・延焼を防ぐモバイルバッテリーの正しい知識 – アイセイソウ株式会社

ビルクリーニング業界で活躍する特定技能外国人の皆さん、そして受け入れ企業の管理者の皆さん、夜間や早朝など「人がいない無人のオフィス」での清掃業務中に、もっとも警戒すべきリスクの一つが「火災トラブル」です。

近年、全国のビルやオフィスでモバイルバッテリーの破裂や出火による火災が頻発しています。もしスタッフが誰もいない時間帯や、作業を終えて誰もいなくなった無人の環境で火災が発生すれば、発見が遅れて瞬く間にビル全体へ延焼してしまう恐れがあります。

今回は、特定技能外国人の皆さんが現場で実践できる、モバイルバッテリー等の出火原因と、無人環境での延焼を防ぐための具体的な予防策を分かりやすく解説します。


1. なぜ増えている?モバイルバッテリーから火が出る理由

スマートフォンや掃除用機器、ハンディファンなどに使われている「リチウムイオン電池(モバイルバッテリーなど)」は、中に強いエネルギーをため込んでいます。そのため、以下のような状況で異常発熱や破裂、発火を起こすことがあります。

  • 強い衝撃や落下: 床に落としたり、重い機材の下に挟んだりして、バッテリーの内部が壊れる。
  • 間違った充電: 専用ではない充電器を使い、過剰に電気を送り続けてしまう(過充電)。
  • 高温の環境: 夏場の直射日光が当たる窓際や、熱がこもる清掃カートの中に放置する。
  • 寿命や膨張: 長年使い古して、バッテリーが膨らんでいる(パンパンに変形している)。

2. 無人環境での火災は「大惨事」に!延焼を防ぐ3つのアクション

ビルクリーニングの現場では、深夜や休日など、フロアに誰もいない「無人環境」で作業を行うことが多くあります。万が一の出火が大きな火災(延焼)にならないよう、作業中・作業後に次のルールを徹底しましょう。

① 充電は必ず「目の届く場所」で行い、無人で放置しない

作業中にモバイルバッテリーや無線機、清掃機器の充電を行う場合は、必ず自分が今作業しているフロアや、すぐに異変(異臭や煙)に気付きやすい休憩室などで行います。「誰もいない部屋で充電したまま、その場を離れて帰宅する」ということは絶対に避けてください。

② ゴミ箱への「間違った廃棄」は絶対にNG

現場やオフィスから出たゴミを回収する際、モバイルバッテリーが一般ゴミやプラスチックゴミに混ざっていないか確認しましょう。ゴミ収集車の中で圧迫されて火災が起きるケースが多発しています。見つけた場合は絶対にそのまま捨てず、指定の回収ボックスに入れるか、管理者に報告します。

③ 退室時の「シャッター・防火戸」付近の整理整頓

万が一、無人の部屋で火災が発生したとき、炎や煙が隣の部屋に広がるのを防ぐのが「防火戸(ぼうかど)」や「防火シャッター」です。退室する際は、防火戸のまわりに清掃カートやゴミ袋、機材などを絶対に置かないでください。物が挟まると、火災時にシャッターが閉まらず、ビル全体へ一気に延焼してしまいます。


3. 特定技能外国人の皆さんへ:異変に気付いたときの緊急行動

もしも充電中の機器から「変なにおいがする」「煙が出ている」「パチパチと音がする」といった異変に気付いたら、以下の手順で命を守る行動をとってください。

  1. すぐに使用・充電を中止する: 安全が確保できるなら、コンセントからプラグを抜きます。
  2. 周りの人に知らせる: 大きな声で「火事だ!(Fire!)」と叫び、近くの仲間に知らせます。
  3. 初期消火または避難: すでに炎が上がっている場合は、無理をせず近くの消火器を使うか、すぐに119番通報(消防署)をしてビルの外へ避難します。

まとめ

日本のビルクリーニング現場で安全に働くためには、日本の火災予防のルールを正しく理解することが大切です。
便利なモバイルバッテリーですが、一歩間違えると無人のビルを焼き尽くす危険な原因になります。チーム全体で声を掛け合い、毎日の「充電ルール」と「退室時の片付け」を徹底していきましょう。