日本で働くことを希望する外国人の方や、採用を検討している企業担当者の方にとって、避けて通れないのが**「特定技能1号」に係る試験**です。
この在留資格を取得するためには、原則として「技能」と「日本語能力」の2つの試験に合格する必要があります。本記事では、試験の概要から内容、準備のポイントまでを分かりやすく解説します。
特定技能1号に必要な「2つの試験」
特定技能1号の資格を得るには、以下の2種類の試験に合格しなければなりません。
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技能評価試験(職種ごとの専門知識・スキルを測る)
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日本語能力試験(日常生活や業務に必要な日本語力を測る)
注記: 「技能実習2号」を良好に修了した方は、これらの試験が免除されます。
1. 技能評価試験:専門スキルを証明する
この試験は、各分野(産業)ごとに実施されます。現在、外食、宿泊、介護、建設など、特定の産業分野ごとに試験が分かれており、自分が働きたい分野の試験を受ける必要があります。
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内容: 学科試験と実技試験で構成されることが多いです。
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実施主体: 各業界団体(例:外食業なら日本フードサービス協会)が実施します。
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場所: 日本国内のほか、フィリピン、ベトナム、インドネシアなどの海外でも実施されています。
2. 日本語能力試験:コミュニケーション力を証明する
業務に支障がないレベルの日本語があるかを確認します。以下のいずれかの試験で基準を満たす必要があります。
| 試験名称 | 必要なレベル | 特徴 |
| 国際交流基金日本語基礎テスト (JFT-Basic) | A2レベル以上 | 特定技能のために開発された試験。コンピュータで受験。 |
| 日本語能力試験 (JLPT) | N4レベル以上 | 最も一般的な試験。年2回実施。 |
※介護分野のみ、上記に加えて「介護日本語評価試験」への合格も必要です。
試験の申し込み方法と対策
試験に合格するためには、事前の情報収集が欠かせません。
1. 試験日程を確認する
試験は各団体が不定期、または期間を決めて実施しています。**「特定技能試験閣僚会議」**のポータルサイトや、各業界団体の公式サイトをこまめにチェックしましょう。
2. 学習用テキストを活用する
多くの分野で、公式サイトから**「学習用テキスト」や「過去問題のサンプル」**が無料で公開されています。まずはそれらをダウンロードし、繰り返し学習することが合格への近道です。
まとめ:一歩ずつ準備を進めよう
特定技能1号の試験は、決して不可能な難易度ではありません。しかし、各分野によって試験形式や実施時期が異なるため、早めの準備が重要です。
まずは**「どの分野で働きたいか」**を決め、その分野の最新の試験情報を確認することから始めましょう。
